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2013年10月 1日 (火)

イモネノホシアサガオ(やっと出会えた)

Photo

イモネノホシアサガオはアメリカ南部の原産で、1975年(昭和50年)に香川県観音寺市で渡来が確認された。その後、西日本を中心にかなりの勢いでテリトリーを広げたらしいが、どういう巡り合わせか、なかなか出会えなかった。それがなんと、毎日のようにその前を通る近所の電器量販店のフェンスに蔓を絡ませて、驚くほど沢山の花を咲かせているではないか・・・。
日本帰化植物写真図鑑①」の表紙に掲載されるほどの美花で、ホシアサガオに似ていなくもないが、それよりも二回り程も花が大きい。学名を直訳すれば「有毛果実のイポモエア」という事になるらしく、果実に白毛が目立つので、他の種と見間違うことはなさそうだ。根はコンクリートの割れ目に深く入っていて、「イモ状の塊茎」は確認しようがないが、花の数だけ結実するらしく、熟して零れ落ちた実が回りに散らばっていた。
それにしても、「イモネノホシアサガオ」と言う舌を噛みそうで素っ気ないネーミングは何とかならなかったのだろうか。このところの帰化植物ラッシュで、対応は大変だろうが、諸先生方の英知をあつめて、もう少し丁寧に名付けていただくようお願いしたい。 もつとも、この種に関しては、英名を Small‐flowered pink morning‐glory と言うそうだから、芸のないところは、いずこも同じという事だろうか。


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