センニンソウ(いつときの白昼夢)
未だに夢を見ているような気がします。
万博公園外周の人工林に、いつの間にかセンニンソウが棲みついて大群落を作っていました。
今から10年程前の夏の終わりの暑い日に、散歩道を逸れて林の奥に迷い込んで驚きました。なんと、前も後ろも、右も左も、頭の上まで、花・花・花・・・、何万とも知れぬセンインソウの花に取り巻かれているではありませんか。
まるで白昼夢を見ている感じで、陶然として佇んでいました。
余りにも現実離れした風景だったので、人に知らせるの気にならず、毎年花時になれば思い出して通い続けましたが、ある日ブルの群れが入るとみるやアッと言う間に林が消えて、跡地はガンバ大阪の合宿所と広い練習グラウンドになっております。
万博公園の周辺では、あちらこちらで千里丘陵生き残りのセンニンソウを見ることができますが、もう二度とあんな素晴らしい光景に出会うことはないでしょう。
私一人の白昼夢として大事に仕舞って置きましょう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント