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2012年9月 5日 (水)

オオバナミズキンバイ(植物の同定は難しい)

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平成24年6月20日に、琵琶湖の東岸烏丸半島の大蓮池の畔を歩いていて、岸辺に黄金色の花が点々と咲いているのを見付けて直感的に「あっ、ミズキンバイだ」と思い込んだのが失敗の始まりあつた。
万博日本庭園に栽培されていて見慣れていることも思い込みの原因になったようだ。 
近くの草津水生植物園から逃げ出したものかも知れないなどと思いつつも、「絶滅危惧ⅠA(CR)の植物を野生状態で出会ったよ」と同好の士にも語り、このブログでも「ミズキンバイ(琵琶湖で蘇れ・・・)」とぶちあげてしまったのだから汗顔のいたりである。
幸いにもniko氏が「新顔の帰化植物で琵琶湖では、生態系に影響を及ぼす外来植物として駆除する動きが始まっている」とご指摘くださったので、7月25日付けの記事を消去し、顛末をご報告する次第であります。
(niko様有難うございました)
南米から北米南部原産のオオバナミズキンバイの渡来が確認されたのは2007年、琵琶湖では2009年に守山市の赤野井湾で見付かったと言うから、僅か数年尾間に烏丸半島を中心に駆除作業が必要な程の繁殖力を示しており、将来ミズキンバイと雑交するなど生態系を乱す危険性が懸念されている。
それにしても両者は酷似しており、相違点はオオバナミズキンバイの葉の縁に細毛、茎と票脈に軟毛が密生していることくらいで、花は素人目には弁別がつかない。
当分の間、推移を見守ル必要がありそうだ。

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