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2012年9月 5日 (水)

ナヨクサフジ(生物農薬)

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戦後、過度に農薬を使用して環境汚染を招き、生態系を破壊したことへの反省から、その回復に向けて様々な対策が講じられ、テンポは遅いが、着術にその効果があらわれているようなので、心強い。
その流れの中で、環境に優しい「生物農薬」という考えが生まれた。
上に掲げた可愛い花が、その「生物農薬」の一つである。
ヨーロッパ生まれの牧草で、ヘアリーベッチ(直訳=髪の毛エンドウ)、日本名をナヨクサフジ(なよなよした草藤)と言う。 一見弱々しいこの草を畑に種子を播くと、蔓を四方八方に伸ばして一挙に地面をカバーしてしまう。その上、根・葉・茎から他の植物の発育を阻害するアレルギー物質(アレロバシー)を分泌するので、除草の手間が省けると言う。 
更には、
① マメ科植物なので、レンゲソウと同様に根の根粒菌が空中窒素を固定してくれるので立派な緑被となる。
② 一年草なので冬に枯れるが、そのまま「敷き草」となって地面を覆い続ける。
と言う優れものである。 
全国の果樹園などで盛んに植栽されていて、その周辺で野生化が見られるが、行儀のよい草で、栽培された土地の周辺にとどまって、生態系を乱すおそれはないと言う。

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