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2012年7月14日 (土)

タカネトリカブト(標高3,000メートルのトリカブト)

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花の友からメールがあり、「お前さんは木曽御岳と周辺の山をかなりあるいているようだから、この辺りで撮影した写真を見せてくれないか」と言う一風変わった依頼を受けた。依頼人は高山植物のコレクションマニアで、我が国の高山に分布するトリカブト属の収集をしているらしい。
協力するに吝かでないので、木曽御岳・木曽駒ヶ岳・乗鞍岳・恵那山などで撮影した写真を見繕って送ったら礼状に添えて、」「雰囲気のある写真が多いが、分布に資料にするにはピンポイントの情報が少ないし、分類の参考にするには、花序・花・茎・葉をもっと正確に撮る必要がありますね」とあった。
察するに彼の意図は、幻の花といわれるオンタケブシを撮影していないかをチェックすることにあったらしいが、それが見当たらず、全部タカネトリカブトなのでがっかりしたらしい。
ちなみに、タカネトリカブトは学名を Aconitum ziguzag Lev et vant で、茎がジグザグに折れているので、この名がついたと言う。 私にとっては標高3000メートルの御岳・飛騨山山頂で撮影した貴重な写真であり、この種の特徴はしっかり捉えている筈なんですが・・・


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