アリアケスミレ(ミス隙間植物コンテスト)
日頃ワイワイ・ガヤガヤとやっている花の仲間から、「隙間植物(24・4・20付ノミノツヅリご参照)の世界チャンピオンを決めるのなら、隙間植物のミス・コンテストもやろうではないか」と言う提案があり、あれこれ談義して、スミレとアリアケスミレが最終選考に残ったが、スミレは男性的な印象があるのでミスター隙間植物とし、アリアケスミレを選ぶことに決めた。 他愛のない話である。
人家近くに生えるスミレ・アリアケスミレ・ノジスミレ・コスミレ・ヒメスミレは互に良く似ており、中には自然交配の雑種ではないかと思われるものもあつて、同定にてこずるが、それらのスミレの栽培を試みた方はご存知のとおり、人にすり寄ってくるくせに、決して人に馴れない点は飼い猫に似ており、言うならば天性の放浪者である。鉢に植えても1~2年は花を見せてくれるが、いつのまにか姿を消し、絶えたかと思っていると、方向違いの庭の片隅や玄関先のアスファルトの割れ目から顔を出す。
いまちょうど我が家から逃げ出したアリアケスミレが隣家との境目と向こう隣りの電柱の根元で、唇弁に薄紫のストライブのある可愛い花を咲かせている。 我々がミス隙間植物に推薦する由縁もそこにある。
(写真は、国道1号線の終点に近い天満の中央分離帯で撮影した)
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