ユキミバナ(真夏なのに雪見花)
1993年に認定されたピカピカの新種で福井県(若狭地区)・滋賀県(湖北の一部)のごく限られた地域に分布し、福井県若狭町の熊野神社境内に群落があると聞いておりましたので、是非共現地を訪ねたいと思っていましたが、数年前に京都植物園で栽培されているのを見つけ、この後は、毎年の開花を楽しみにしております。
長くスズムシバナの矮生種と誤認されていたようで、両者はよく似ていますが
①常緑である
②茎が匍匐する
③花茎に開出毛がある
点で、区分できるといいます。 植物園と野草にも適性の有無があるようで、同じ地域限定のキクガラクサの方はなかなか定住できないのに、ユキミバナとの相性はよいらしく、数か所に群落が広がったので、まずは一安心と思っております。
この写真は8月3日に撮影しました。「真夏なのに雪見花」とは判じもののようですが、花期が長くて、夏(京都植物園では6月に開花する)から雪が降る季節まで咲き続くので、この名がついたといいます。 なお、花は一日花で夕刻には凋みます。
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