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2009年6月 1日 (月)

コゴメバオトギリ(高速道路のインターに咲く花 その2)

Photo 高速道路周辺のの帰化植物の勢力争いは過酷で、その栄枯盛衰の激しさには驚かされますが、この中にあって、最近急激に勢力を伸ばしているのがこのコゴメバオトギリソウです。

10年程前までは、道路沿いの日溜まりにポツポツを咲いている可憐な花として出会いを楽しんでいましたのに、あれよあれよと言う間に蔓延し、今日、この花を撮影した名神高速道路の吹田インター辺りでは肩道を黄金色に染めんばかりの勢いでした。 

3月頃に初花を咲かせ、11月頃まで延々と咲き続く逞しさにも驚かされます。                             Photo_2

欧米でセントジョーンズ・ワートと呼ばれるセイヨウトトギリソウの変種で、ヨーロッパ原産の植物ですが、今ではユーラシア大陸の温暖帯に広く勢力を拡大し、北アメリカにも帰化して牧場の強害雑草となつていると聞きます。我が国へは1934年に渡来、漸次勢力を広げて霧ヶ峰草原にまで進出していると言う記事を目にしたことがあります。

性質が強壮なだけあつて、薬効も顕著で、ギリシャ・ローマ時代から、深い矢傷・刀傷の治療薬として重用されてきましたが、最近ドイツ始め欧米の各国で、副作用のない抗鬱剤として需要が急増する一方で、全草から抽出するエキスに美肌効果・育毛効果があるとして、化粧品・乳液・アフターシェーブローションなどに添加されているようです。しかし、多用すれば感光性の皮膚炎(皮膚癌)を誘発する危険性があると言うから、素人療法は禁物だそうです。

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