ウンナンサクラソウ(春はそこまで)
立春を前にした1月29日に、我が家のウンナンサクラソウが開花した。プリムラ・マラコイデスの初花が12月30日だったから、丁度1月遅れたことになるが、両者が咲き揃って、春の気配が、一段と強くなってきた。
10年ほど前に、花の仲間から種をいただいた頃は、余り見掛けず、通りがかりの人から名を聞かれることも多かったが、最近急に栽培する人が多くなって、あちらこちらで、花を見る。 種をいただくときに中国の雲南省に分布の中心があり、プリムラ・シネンシスの近縁種だと説明を受けた。
栽培方法は、プリムラ・マラコイデスと同じ扱いをして差し支えないようで、我が家では双方を同じ時期に採種して、取り播きで苗を作り、秋の初めに鉢やプランターに定植することにしているが、もう1か月もすると下の写真で見る通り両者が競うように花を咲かせて、早春の庭先を賑わせてくれることになる。
プリムラの仲間は、マラコイデスやオブコニカのように毒性を持つものが多く、触るとウルシにかぶれたような症状が出るが、ウンナンサクラソウは安全らしく、過敏症の家内も安心して、植え替えや花摘みをしているようだ。
花の径は2~3cm、白っぽい花弁の縁が僅かに薄紅色に染まる程度て、派手さはないが、パンジーやビオラなど多彩な花のなかで、それなりに存在感を示し、我が家ではなくてはならぬ早春の花となっている。
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