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2009年1月 6日 (火)

ウラジロ(ウラジロの生き様にあやかろう)

Photo ウラジロが橙やユズリハとともに正月飾りに使われる理由には、いろいろな説があるが、

①色あせることのない常磐の緑にあやかりたい

②規則正しく左右に分かれる葉の柄が夫婦円満を表す

③毎年新芽が出て葉の代が重なるのが目出度い

の中で、私は③説をとりたい。シダの仲間は普通その年に出た葉は1回限りで成長を止めるのに、ウラジロの仲間だけは葉の先端に生長点があり、毎年そこから新芽が出て2層3層を葉が重なる。関西では Photo_2 精々3回程度で成長を止めるが、熱帯地方では条件次第でとどまることなく10数メートに達することも珍しくないという。

成長を続けるのがウラジロの仲間の最大の特徴であり、新芽が出揃った時が一番美しいと思うのに、図鑑類にはその解説文はあつても、写真の掲載がないのが少し寂しいので、昨年の5月に比良山麓で撮った写真をご紹介させていただこう。

生長と言えば、従来脳細胞は幼児に形成されたのもが年齢がすすむにつれて減少する一方で、回復することはないと言うのが定説となっていたが、最近、良い刺激を与えれば、海馬領域を中心に、年齢に関係なく増殖し生長することが確認されたという。 その条件は、

① 手指の細かい運動を怠らない

② 刺激のある環境に身を置く

③ 読書する、絵や文章を書く、クイズを解くなど頭の訓練を続ける

④ バランスの良い食事を摂る

にあるそうな。 とし爺も当年77歳、ウラジロにあやかって、成長点を枯らすことなく生き続けるよう心掛けたい。

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