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2008年8月22日 (金)

トモエソウ(ヨーロッパでは聖なる花

Photo 北アルプスの縦走を終え、滝沢あたりの小屋に泊って帰る朝、上高地に向う沿道に、開花したばかりのトモエソウの黄金いろの花が朝日に輝いて美しかったことが思い出される。

直径が5cmと大きく、巴形の得意な花弁をもつこの花は、ヨーロッパでも人目を惹いたらしく、英国では「セント・ショージー・ワート(聖ヨハネの花)と呼び、悪魔除けの像の前に捧げる習慣があったという。

花の形が船舶のスクリュウににているので、花の仲間と「スクリュウバナ」など勝手な名前を付けて親しんできたが、最近見ることがすくなくなったような気がする。

もったいないことに、この豪華な花は1日花で、朝に開いて夕方に閉じる。 インターネットを検索していても「ははん、この方は午後に撮影したな」と解るから面白い。なにを隠そう上に掲げた写真の花も、伊吹山の山頂で、午後2時に撮影したので花弁が萎れ始めている。

「女性の手の甲やうなじと同様、実年齢はすぐ解る・・・」などと、いわでものことを口走って、顰蹙を買った苦い経験があったっけ・・・・。

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