エイザンスミレ(叡山で見掛けず箱根で出会った)
日本特産種。 最初比叡山で発見されたのでエイザンスミレの名が付いたときいているので、比叡山を歩く都度心にかけているが未だに出会えず、4月下旬箱根を周遊した際に、箱根の関所資料館の前で見つけた。
図鑑や資料によれば、本州・四国・九州の太平洋側の低山に分布するとあり、事実東京・名古屋在住中には関東・東海地方でよく出会った記憶があるのに、大阪に定住してみると、六甲山系では見ることがなく、近畿一円の里山でもヒゴスミレの方が多く、エイザンスミレがはるかに少ないような印象がある。 別名をエゾスミレというから、分布が北に偏しているのかとも思う。 どんなものかご教示願いたい。
花は2cm、花色は淡紅色から白色で、花芯に紫色の筋があって、小粋な感じがするので山野草愛好家の間でも人気があるらしく、変種(?)のシロバナエゾスミレ・ヒトツバエゾスミレ・ナルカスミレなどともに展示されているのを見掛ける。
スミレ共通の性癖だが、シハイスミレ系・ヒゴスミレ系のスミレを雑交するらしく、花の色や葉の欠刻にも変異が多く、往々にして同定し難いケースがある。
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