カンザキアヤメ(私しぁ、も少し背がほしい・・・)
例年になく寒い日が続くので、名神高速道路脇の空き地に半野生化しているカンザキアヤメ(寒咲きアヤメ)の群落が、どうなっているか気になって訪ねた。
地中海沿岸生まれのこの花が、どう言った経緯でここに住み着いたのか、知るよしもないが、勢いのよい時には、寒の真っ最中に40~50個の花を咲かせるので、「人の知らぬ秘密の花園・・・」なとと一人決めにして悦に入ってたものだったが・・・、都会の真ん中で無事に生き延びられる筈がないと案じていた通り、1箇所は宅地化されて全滅し、もう1箇所も地元の人に堀り採られて、年々少なくなってきたが、それでも健気に数輪の花を咲かせていた。
(その分、近所の民家に広まり、この記事にはあちらこちらで花をみることができる)
欧米では、アヤメ属を Iris と呼ぶが、ギリシャ語で「虹」を意味すると言う。 虹のような多彩な花を咲かせるので、紀元前2,500年前に栽培され、世界最初の園芸植物と目されている。 アヤメより一回り大きい豪華な花を咲かせるのに、花茎が短くて、葉に埋もれるようにして咲くのが難、花もそれを自覚していて「私しぁ、も少し背が欲しい・・・」と呟いているかも知れないと思いつつ、撮影した。
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