クレマチス・アンシエンシス(日本の花にも目を向けよう)
中国雲南省原産のクレマチス・アンスエンシス(写真上)が、園芸雑誌などで紹介されたのは何時頃だったか、山野草愛好家の間でブームになり、あっと言う間に広まり、我が家の近くでも栽培されているし、今日写真で紹介する京都植物園の花などは、同じ株が愛好家のホームページやブログに数多く掲載されて、ちょっとしたスター扱いである。
確かに、下を向いて咲く白い花の姿ははウインター・ベルの異名のとおり可憐で、花の少ない真冬に満開になるのも嬉しい。 しかし、「わが国の固有種であるトリガタハンショウヅル(写真下)を忘れてはいませんか」とアッピールさせていただこう。野生種ながら同じような釣鐘形の花も多花性で、浅緑色を帯びたパステル・カラーの色合いもシックで、名前にも雅趣がある。
私が良く歩く六甲山でも度々出会うところから推して、強靭な種ではないだろうか。 外来の花を持て囃すのも悪くは無いが、日本の野趣ある山野草にも、もう少し目を向けていただきたいと、思うのだが・・・。
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