アキノエノコログサ(スズメの大好物)
朝の5時を過ぎると屋根に10羽近くが集まって、「パンを頂戴」と一斉に騒ぎ立て、貰うまで啼きやまない。坪庭に餌をまくと、網戸から30cmの距離まで近寄ってくるので、朝食をとりながらスズメの行動を観察するのが日課になっている。
巣立ちの時期を終わって、子スズメ達も一人前に、親鳥を押しのけるようにして、パンを啄ばむ。親子が同じ体形をしているが、子スズメの方が、僅かに羽毛の色が薄く、目の下の黒班が灰色がかっているので見分けられるのをご存知だろう か。
スズメ達は、大騒ぎした後、一斉に飛び立って向かうのは近くの造成地である。そこでは、ちょうどアキノエノコログサの穂が熟し始めた。パン食のあとの「口直し」だろうが、写真のような緑の穂には見向きもせず、黄色に熟した穂に群がる。
アキノエノコログサは一般に「ネコジャラシ」と言われるエノコログサよりも一回り大きく、花穂が垂れ下がる特徴がある。 エノコログサよりも1~2ヶ月早く、7月には穂が熟すのに「秋のエノコログサ」と言う見当はずれの名がついているのは何故だろう。
エノコログサ属の一種が栽培されてアワが生まれたというから、さぞ美味しいことだろう。
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