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2006年6月28日 (水)

セイヨウヒキヨモギ(第2のセイタカアワダチソウか)

Seiyouhikiyomogi 1973年に渡来が確認されたばかりの新参者の帰化植物なのに、旺盛な繁殖力を示し、あっと言う間に全国展開したらしく、各地からその繁殖振りが報告されている。

例えば、四万十川の流域では大群落を形成して、流域の生態系に影響を及ぼすことが懸念されると言うレポートがあるし、琵琶湖湖畔でも大繁殖し、梅雨に入る直前に開花して、湖岸を黄金色に染めるので、このまま推移すれば、第2のセイタカアワダチソウになるのでSeiyouhikiyomogi_ はないかと、懸念する人も多いようだ。 

10数年前に琵琶湖畔の近江八幡市で初見し、名前も判らず見守ってきたが、その後の繁殖振りは驚異的である。

帰化植物中のニューフェイスなので、文献も見当たらず、原産地が地中海沿岸と言うだけで、生態に関する情報も少ないが、ゴマノハグサ科の植物にときどき見られる半寄生植物で、芽出しの頃にはヨモギの類に寄生し、成長して後、自立すると言う。

花は総状花序をなして下から咲き上がる唇形花は鮮やかな黄金色で、遠くからでもよく目立ち、季節外れのナノハナと見紛う。 当分の間、この植物の盛衰を見守ってゆくこととする。

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