キクガラクサ(大本教花明山植物園で見た希少植物)
キクガラクサは、ぜひ出合いたい花の一つだったが、6月6日、大本教花明山植物園を訪ねて開花株に出合って念願を果たすことができた。
ゴマニハグサ科の多年生植物で、茎が細く地を這い、節毎に1枚の葉と根を出してマット状に広がる。 葉柄は5~8cm、葉身3~6cm、葉の腋から長さ3~6cmの花茎を出して、白色の1花を咲かせる。
本州の近畿以西、四国・九州に分布するが、環境庁絶滅危惧種Ⅱ類(UV)に指定され、京都府下では70年振りに発見されたと言うニュースは「京都植物25(6)8-10 2001」に記載されているが、記事に大本教花明山植物園長津軽俊介氏のお名前があるとことから推して、私が見た花は発見された株が株分けされたものだろうか。
この植物園には、近畿圏中心に生息する山野草が丹念に収集され、種別の株数が多く、適地にゆったりと栽培されている素晴らしい植物園である。来園者が少なく、じっくり観察できる環境も愛好者にとって、こたえられない。
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