« メタセコイア(伝説的名木との対面) | トップページ | ビワ(ロマンを秘めたビワの来歴) »

2005年12月26日 (月)

メタセコイア2(六甲山とメタセコイア)

metasekia 「生きている化石メタセコイア」は繁殖させ易い木で、挿し木をすればいくらでも増えるるうえ、成長が速いので、1,949年の昭和天皇がカリフォルニア大学のチェイニー教授から第1号樹の献呈を受けえから、僅か56年で六甲森林公園などに見事な樹林は出現し、各地の植物園や校庭・遊園地などでは、亭々と聳える巨木を見ることができるようになった。

1,500万年前、西六甲の妙法寺川を遡って白川峠を北へ越えた辺りには、巨大な古神戸湖が広がっmetasekoia ており、周囲にはメタセコイアなどの亜熱帯植物が鬱蒼と生い茂っていたらしく、それが火山灰によって埋め立てられてできた「神戸層群」は日本有数の化石の産地となっており、当然のことながらメタセコイアの化石も頻出する。

その六甲の地に、1,500万年を経て里帰りしたメタセコイアの樹林を見ることができると言う「輪廻」の不思議さを、思わずにいられない。

|

« メタセコイア(伝説的名木との対面) | トップページ | ビワ(ロマンを秘めたビワの来歴) »

コメント

おはようございます。
メタセコイヤの柔らかい葉の感じがとても好きです。
私の職場にもメタセコイヤの木がありますが、
この木も京大の名木の兄弟かも…!?
それにしても、メタセコイヤは1本だけでも存在感のある木ですが、
このような森になると一層いい感じですね。
それにしても、日本にこんな立派なメタセコイヤの森があるのは知りませんでした。

投稿: どてかぼちゃ | 2005年12月30日 (金) 05時25分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: メタセコイア2(六甲山とメタセコイア):

« メタセコイア(伝説的名木との対面) | トップページ | ビワ(ロマンを秘めたビワの来歴) »