コセンダングサ(種子の愛称は「クッツキモンモン」)
人の衣服や動物の毛などに付いて散布される植物の種子を、関西では「ヒッツキムシ」、関東では「クッツキムシ」あるいは「クッツキモンモン」の愛称で呼ぶ。
都会の空き地や近郊の田畑の畦に生えるコセンダングサもその一つで、散歩の途中でズボンの裾にくっつけて帰り、よく家内に叱られる。
写真で見る通り、種子の先端は三叉に分かれた芒(ノギ)があり、それに逆向きの棘が生えているという念の入った細工が施されているので、一寸引っ張る位で は容易に取ることは出来ない。
熱帯アメリカが原産地だと言われているが、人や獣にくっついて運んで貰うという単純な戦略一つで世界中に広がり、全世界の人々に嫌がられているが、種子が逆光を浴びて輝く様子は、小さな花火が空一杯に打ち上げられたようで、それなりに美しい。
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コメント
ご無沙汰しております。
植物たちも生き残りをかけ「ヒッツキムシ」ほか風媒花・虫媒花etc いろいろ知恵を絞っていますね。
東北仙台も紅葉が里におりてきました。
先日、船形山(宮城 1500m)に行ってきたのですが60cmくらいの積雪と霧氷でした。
この模様はホームページに掲載しておりますのでアクセスいただければと存じます。
どうぞお元気でお過ごしください。
投稿: 佐藤 行夫 | 2005年11月13日 (日) 20時16分