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2005年11月18日 (金)

ツバキ(超早咲き椿の「西王母」)

seioubo 我が家の狭い坪庭で、唯一自慢できるものがあるとすれば、この超早咲き椿の「西王母」である。 昨年は10月29日に、今年は11月5日に初花が咲いて、今日11月18日現在60花が賑やかに研を競っている。

「西王母」は、幕末の頃に金沢で作出され、「加賀侘助」の自然実生だといわれているが確たる証拠はないらしい。                seioubo

そもそも、「西王母」は東王父と対象にされる中国の仙女で、道教では最高神の后で、崑崙山脈の西の果てに棲み、3千年に一度実が成り、その実を食べると不老長寿を得ると言う聖なる桃園を管理していると言う。(西遊記の孫悟空がこの桃園を荒らして、懲罰を受けた)

その仙女のように美しいから、この名が付いたと思っていたが、さにあらず、この花の蕾が「桃の実」に似ているからだと言う。 花の地は薄桃色で、外弁に紅色のぼかしが入る一重咲きで、花の中心の黄金色の葯との対比が、なんとも豊かな感じがして、心が和む。

やがて寒気が南下してくれば、この花にメジロが集まって、賑やかに囀りながら蜜を吸うが、その日を家内と二人で1日千秋の思いで、待ちわびわびている。

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