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2005年11月 6日 (日)

クコ(久米の仙人の長寿の秘薬)

kuko クコの効用は抜群で、久米の仙人がこの実を食べて186歳の長寿を保ち、老いてなお精力絶倫で、雲に乗って散歩中、川で洗濯をしている下女の白い脹脛(ふくらはぎ)を見て墜落したと言う逸話が残っている。

中国では不老長寿の妙薬として「詩経」「神農本草経」にも記載されており、我が国でも平安朝以降愛用されて、江戸時代の貝原益軒は「大和本草」で、「クコは最高の妙薬」と称えているが、最近になって発毛効果があることが解り、再び脚光を浴びている。                                                 kuko

薬効はともかく、私は中華料理の食材として親しい。

神戸に勤務中に、親しくなった小さな中国料理店の老夫婦が、クコは体にいいと言い、「不老長寿」「精力抜群」「疲労回復」「夫婦円満」と、効能をたどたどしい日本語で呪文のように唱えながら、真っ赤なクコの実が一杯入った「金華ハム入り炒飯」をつくってくれたことを思い出す。

クコは実が熟す頃に花が咲くと言う珍しい植物である。

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