アメリカチョウセンアサガオ(要注意外来生物)
畑の摘菜と一緒に誤って、この草を食べると、一瞬に目の瞳孔が開く。 その時、普通の蛍光灯の明りが、真っ昼間に裸眼で太陽を見たのと同じ明るさに見えるので、失明する危険性があると言うから恐ろしい。
なにしろ、江戸時代に華岡青洲が我が国最初の麻酔薬を開発する際に、誤って妻女を盲目にしたと言う、札付きのチョウセンアサガオの仲間で、今年施行された外来生物法の「要注意外来生物」にも指定されていると言う物騒な植物なのであ る。 ところが、「妖しいのものや変わったものに惹かれる」という現代の風潮に乗って園芸名「ダツラ」の名前でチョウセンアサガオ属の花の栽培がブームとなり、一般家庭の庭や家庭菜園にまで植えられているので、食害を惹き起こすのではないかと、ハラハラさせられる。 庶民の日常生活を脅かすのは、アスベストや改造エアガンだけではなさそうだ。
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