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2005年6月13日 (月)

クチナシ(心に滲みる山崎方代の歌)

kutinasi くちなしの白い花なり こんなにも  深い白さを見たことがない   

                              山崎方代

私はひそかに、クリナシの花の賛歌はこの一首で足りると思っている。

 山崎方代、大正3年甲府に生まれる。 8人兄弟のうち5人を病死させた両親が、「生き放題、死に放題にせよ」突き放して名付けた通り、酒を愛し、歌を愛し、好き放題に振舞って放浪の中で71歳の生涯を終えた。

第2次大戦で片目を失い、もう一方の目は0・01の弱視と言う殆ど失明に近い視力で見るクチナシの白い花は、方代の深い心の闇の中に、ほのかに浮かび上がる歌の心の象徴だったように思える。

実際、クチナシの深い白さは格別のもので、毎年なんとか表現して見たいと、あれこれ試みるが、残念ながら私の技術では手に負えないが、6月4日に待望の花が咲いたので、敬意を表してカメラに収めた。

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