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2005年5月29日 (日)

メキシコマンネングサ(ビルの屋上緑化のエース植物)

mekisikomannnenngusa  メキシコマンネングサが花時を迎えると、素っ気なかった都会の路地や空き地や放置された植木鉢の中までが、黄金の絨毯を敷き詰めたように、花で覆われる。

セダム(sedum)属の植物は、わが国でもオノマンネングサ・マルバマンネングサ・ヒメレンゲ・キリンソウなど数多く産するが、メキシコマンネングサは茎が放射状に枝分れして、そこに星型の花を無数につけるので、一番派手で見栄えがする。メキシコの名が冠せられているに拘わらず原産地が不明のこの植物が、「低管理薄層緑化植物」と言ういかめしい名前を付けられて、「セダム工法」と称する都市の屋上緑化のエース植物なっていると言うから驚かされる。

私ども大阪の住人は、ヒートアイランド現象の被害をまともに受けて、日本一寝苦しい夏の夜を過ごしていることはご承知の通りで、これを緩和するための条例が制定されて、ビルの屋上緑化が義務付けられたが、これには膨大な人手と経費が必要とされる。そこで着目されたのがこのメキシコマンネングサである。 なにしろ、悪環境には滅法強い「耐暑・耐寒・耐乾・耐湿植物」で、屋上に僅か数cmの土壌を敷いて植え付け、1年に2回ほど施肥し、時々散水するだけ(この環境では他の雑草も生えないから除草の必要もない)でよいらしい。

沖縄には、真ん中をくぼませて、そこにこの草を植える瓦があるというから、そのうち「草とハサミは使いよう」と言う新しい諺が生まれるかも知れない。

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